遅刻の帝王の部屋 : イベントレポート : スカートのポケット発売記念イベント1

「スカートのポケット」発売記念イベントレポート

「スカートのポケット」発売記念トーク & 握手会

日時: 1999年2月14日(日) 午後2時00分 開演
会場: ヤマギワソフト館 8階 イベントスペース

会場に入ると、「菊池志穂『スカポケ』イベントアンケート 題して<ベンケー
ト>」というアンケートが配られた。このアンケート、イベントの中で使われた
わけではなかったが、あちこちから「いいセンスしているよ」という声が聞こえ
るほどの、すばらしい設問の数々だった。例えば、こんな感じ:

Q3 / 前作のアルバム「いっしょがいいな」(98'7/23リリース) はお聴きになり
     ましたか? (どれくらい?)

A. 全曲フルコーラスで歌えるぜ!! なめんなよ!
B. 毎日聴く。
C. ときどき聴く。
D. ライブイベント・ラジオでなら聴いた。
E. 聴いたことも見たこともないッス。
F. どこの店にも売って無かったよ、一体何やってんだよワ○ダーは…。

開演時間になり、前説の原田さんが登場して、諸注意を始める。「久しぶりなん
で緊張しています」とのことだったが、「それから、たばこを吸う人は、僕に言
ってください。一緒に吸うんで」とか、こちらもなかなかのセンスだった。

前説が終わると、ステージ上のスクリーンに、「トゥルー・ラブストーリー2」
のオープニングムービー (1学期) が上映される。ムービーが終わると、最前列
のプロジェクターが撤去されて、菊池志穂さんが登場。

「こんにちは、菊池です。つまんない前説ですみません。でも、バレンタインデ
ーということで許してあげてください。彼も寂しいんです。
  さて、今 TLS2 のオープニングを見ていただきましたけど、どうでしたか?
  ・・・あー、あんまり反応がないみたいですし、これで帰らせてもらいます。」
「えー」

志穂さんの今日の服装は、「グレーのワンピース (フード付き) by スクラッチ」
(本人・談) というもの。

「そうそう、あたし髪型変えたの、どう?」

今回の髪型は、特に凝ったことをしているわけではなくって、前髪をブローして
いる以外は、ほとんどナチュラルな感じ。後ろも大分伸びていて、既に肩までは
達していた。

「ちょっと前に美容院に行って来たんだけど、6時間もかかったの。6時間座りっ
ぱなしでお尻痛くて、腰も辛くって。
  10月頃にジャケットを撮影した頃から、さらに髪が長くなったので、プロモー
ションとかで行くと、『誰それ?』って言われたりして。あたし、髪伸びるの早
いんで。
  ジャケットはどうでした?
  ・・・あ、ダメだったみたい。ジャケットの写真については、みんなからおた
よりとかいただいても、『誰だか分かりません』って書いてあったり、知ってい
る人に会っても『これ、偽物?』とか言われたりして。」

ここから、今一番ホットな、パソコンの話。

「あたしもパソコン買ったし、秋葉原に来るとワクワクしてしまうんですよ。」
と、ヤマギワソフトさんにおねだりをする志穂さん。

「昨日初めて、プリンタを稼働しました。でも、アプリケーションをクリックし
て動かしていたら、アイコンがどっか消えちゃった。」

・・・さすがにみんな、不安そうな表情をする。

「メールは Libretto でやっているんですけど、ポスペも何も入っていない地味
なやつでやっているんで。みんなからポスペで送って、って言われるんだけど、
『あたし入っていないから』。
  でも、ポスペもいただいたんで、飾り物にしておくのももったいないんで、マ
スコットがかわいいんだけどね、でも、CD-ROM ドライブがないんで落とせない
んです。
  次の会報を、会社でなくっておうちで作りたいんだけど、iMac に何も入って
いないんですよ。で、いろいろと面倒なんで、iMac、オブジェです。」

「フリーになったんで、ラジオにゲストで行っても、そんな質問が集中していた
んですけど、あんま変わりません。暇なだけです。あ、そうそう、番組のレギュ
ラーが決まりました。詳しくは、次のテレホンサービスで。」

ということで、ファンクラブのテレホンサービスの話に。

「みんな、テレホンサービスの番号知っている?」と聞かれて、「今、つながら
ない」という声が。客席に「じゃあ、言っとくね」と言ったかと思うと、 ステ
ージの袖の控え室に向かって「言っとくよ、聞いたー? つながんないってー」
と報告し、そして「言っといたー」と再び客席を向く志穂さん。

「でもまあ、聞けても聞けなくても、関係なくどんどん更新しちゃうんで。この
テレホンサービスって、ピクチャーマジックでやっているんじゃなくって、別の
人にお願いしてやってもらっているんで、更新とかも前後しちゃうんですけどね。
  テレホンサービスの中で、『さるのへそくり』っていうラジオ番組を始めたん
で、20秒ぐらいは iMac の話を出来たらと思います。あんまり前と状況が変わっ
ていないと思うけど。今日は1センチ前に出しましたとか、先日マウスパッドを
買ったとかいう話かな?」

「トゥルー・ラブストーリー2、みんなやりました?」ということで、ここから
は TLS2 の話。

「あたしもトゥルー2をもらったけど、まだやっていないです。あれって、始め
たら終わるまで長いじゃない? どのぐらいかかるの?」
「早ければ1.3時間ぐらいで終わります」
「1.3時間? それって早送り? プレステを縦置きにするとか。きゅるきゅるき
ゅるーって・・・すんまそーん (?)」

「だいたい、声優なのに何でキャラで出てないんだ! 本当はちょこっと話はあ
ったんですよ、道端で話しかける名もないキャラの話とか。でも、あたしはトゥ
ルーではやっぱり綾音ちゃんと言うことでイメージがあって、あたしが出ちゃう
とちょっとイメージを引きずっちゃうかなってこともあって音楽的な世界観で手
助けしたかったんで、今回は歌だけでトゥルーの世界をフォローするという形に
しました。
  スタッフの人とかからも、エンディングは『涙無くしては語れませんよ』って、
笑顔で言われちゃったりして。どっちなんだ〜!」

こんな感じでトークコーナーは終了。「時間無くって、ごめんね。2回回しだし。
どうせ2回目も来るんでしょ?」

今日はバレンタインデーということで、志穂さんがスタッフの皆さんに持ってき
た「ロシェ」というチョコレートから3個だけ、急遽みんなにプレゼントしてく
れることになった。そのうち、1つだけリボンが付いているらしい。

「バレンタインは、義理チョコの時には必ずこれをあげています。5個入り250円
とかで、ソニープラザなんかで売っています。秋葉原はどうか分からないけれど、
もしかしたら秋葉原デパートで売っているかも。うちのお父さんも好きなんです
よ。でも、秋葉原に一番似合わないお菓子だよね。秋葉原と言えば、やっぱり缶
入りのおでんとかが似合っているよね。」

ってことで、じゃんけん大会が始まる。最後まで勝ち残った3人がチョコを獲得。

そして、ここからは質問コーナーに。

Q「スカートのポケットのプロモーションビデオはあるんでしょうか?」
A「どうなんでしょう、ファーストスマイルさん。
   ・・・今回は作りません。あたしが映像で出ると、『トゥルー・ラブストー
   リー2』とは別世界になっちゃうんで。今後も、どうなるかはわかりません。」

Q「iMac はオブジェになっているそうですが、ギターはどうなっているのでしょ
   う?」
A「手に豆作っているよ。スピッツの曲を練習していたら、3弦が切れちゃいまし
   た。あたし、弦の張り方分からないんで、そのままです。」

Q「レギュラーが決まったそうですが、ラジオの方はどうなんでしょう?」
A「予定はありません。ラジオをやりたいという気持ちはあるんだけど、どうな
   るかはその時にならないと分かりません。」

Q「永遠の女子高生である志穂さんにとって、23歳は年上ってことになりますか?」
A「永遠の女子高生なんだ。あたしは女子中学生だと思っていたんだけど。
   23か、若いね〜。あたしはもうすぐ27だよ。30までもうすぐです。」

Q「27歳のお誕生日に、またバースデーライブをやらないのでしょうか?」
A「どうなんだろうね、そればっかりはね。」
  (ここで、ポニーキャニオンさんから『検討します』とのお言葉が)

Q「ファンクラブのお茶会の話はどうなったのでしょう?」
A「ファンクラブを運営している会社が変わったんで、皆さんで日程とか場所と
   かを決めて企画を立ててもらえば、1ヶ月後とかはダメだけど、例えば3ヶ月
   後とかで、この日とこの日とではっていうのを出してもらえば、スケジュー
   ルが合えば参加したいと思います。『Smilly Kids』は自主活動を中心にして
   いきたいんで。
   あと、ファンクラブ設立1周年記念のイベントとか、夏のキャンプとかも、ま
   たやりたいと思っています。」

Q「今までいろいろな曲をリリースしてきましたが、自分の中で、一番の曲はど
   れでしょう?」
A「『いっしょがいいな』を出した時は、『丘の上に行こう』が一番だったんで
   すけど、最近は『Dream Child』が一番。特に、フリーになると決めた時から、
   歌詞が自分の励みになったんで。
   でも、自分の曲はあんまり聞かないんですよ。鼻歌とかでは歌うんですけど」

Q「髪の毛はどのあたりまで伸ばすのでしょう?」
A「それはもう永遠に。
   あきっぽいから途中で切っちゃうかもしれないけれど、伸ばせるだけ伸ばし
   たいです。」

Q「次のアルバムを出す予定は?」
A「出せたらいいな、とは思っています。そのために詞もためているし、曲を作
   る練習もしているんで、早く形にしたいです。」

そろそろ質問も出尽くしたようだったが、まだ時間があるようなので、志穂さん
からの質問コーナーに。

「アプリケーションのアイコンを消しちゃって・・・」と説明を始めるが、うま
く説明できなくってやっぱり無しに。また皆さんからの質問を募集するが、もう
無いようなので、質問コーナーは終了となった。

再び原田さんが登場し、「これから握手会の準備をしますので、しばしごかんら
・・・ご歓談を」と、まるでディナーパーティーのようなあいさつをする。
「ご観覧!? あー、皆さん準備が済むまで、原田をご観覧ください」と言って
志穂さんは控え室にいったん入っていった。

しばらくすると、色紙の山を持って、志穂さんが再度登場。

「あーそうそう、言い忘れていたんですけど、サインが新しくなったんですよ。
でも、解読とかはしなくていいです、本人もよく分からないんで。
  バレンタインデーということで、チョコレートの代わりに受け取ってください」

前の方から1人ずつ志穂さんの前に行って、握手をしながら多少のおしゃべりを
して、サイン色紙を受け取って退場という流れで、握手会が行われていった。
皆さん、「話すネタが無い」とか悩んでいたようだったが、この形式の握手会に
もそろそろ慣れてきた方も多かったみたいで、リラックスしておしゃべりしてい
たようだった。

握手会を終えてお店の外に出た皆さんは、第2部の集合時間までの間、踊りに行
ったり散財しに行ったりして過ごしていたらしい・・・。

関連ページ