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RealAudioについて

本文書は、RealAudio Version 3.0 がリリースされた1997年当時に書いたものです。 現在では、かなり状況が異なっている部分もあるかと思いますので、ご注意ください。

RealAudio の再生の仕組み

ホームページ上から、「再生」をクリックすると、まず .ram というファイル名の「メタファイル」がダウンロードされます。 ブラウザは、このファイルを RealAudio プレイヤーに渡します。 プレイヤーの方では、このファイルの中身を見て、 自分でサーバから本物のデータファイルを読み込みつつ、再生を始めます。

そうじゃなくて、ホームページ上からいきなり .ra ファイルへリンクを張ることもできますが、 この場合は最後までダウンロードしないと再生は行われません。 その代わり、いったんファイル自体を全部ダウンロードするので、 どこかの一時ディレクトリに .ra ファイルが残っています。

RealAudio では、通常は RealAudio Server からの UDP 7070 ポートを使った独自プロトコルでのストリーミング再生を行いますが、 Version 3 からは http 経由でも再生できるようになりました。 これだと、会社のファイアウォール中からでも聞くことが出来ます。


メタファイルとhttpによる再生

メタファイルは単に、.ra ファイルのありかを書いた、 次のような内容のテキストファイルです。 拡張子(サフィックス)は .ram にします。

http://www.xyz.com/~abc/970317.ra

先頭のプロトコル指定が「pnm」の時は、 RealAudio サーバーを使っての再生(db-FMみたいな方式)ですが、 個人のホームページで再生させる時は、普通はサーバは用意されてないはずなので、 プロトコルを「http」にすることによって、サーバ無しで再生できます。 ただし、後者の場合は 3.0 以上のプレイヤーが必要になります。

ついでに書いておくと、サーバ側の設定で、 .ram ファイルの MIME タイプが 「audio/x-pn-realaudio」になっている必要があります。 これが設定されていないと、.ram ファイルをクリックした時に、 ファイルの内容がテキストで画面に出てきてしまいます。

HTTPサーバが NCSA HTTPD の場合は、.ram を置くディレクトリに、 次のような内容の .htaccess というファイルを作ればいいはずです。

AddType audio/x-pn-realaudio .ram

バンド幅に応じた再生

通常は、.ram ファイルで指定した場所に RealAudio のデータファイルを置きます。 また、RealAudio サーバが設置されている場合は、 サイズの異なるファイルを何種類か用意し、 プレイヤーで設定した転送速度に応じて、 自動的に再生するファイルを選択させることができます。 ただし、この方式は http 経由では利用できません。

この場合、.ram ファイルで指定した .ra ファイルの名前のディレクトリを作成して、 その中に転送速度に応じたデータファイルを次のファイル名で用意します。 (全部用意する必要はありません。)

14.4k14_4.18
28.8k28_8.36
ISDNdnet.50
ISDN 2本dnet.100

Encoder の画面にでるガイダンスによると、Frequency response として 28.8 では 4.0kHz、ISDN では 8kHz という風に表示されています。


1997.04.30 某MLにて書いたテキストを、せっかくなので加筆修正して流用