遅刻の帝王の部屋 : イベントレポート : バースデイライブ 2000

菊池志穂 バースデイライブ 2000 レポート

このレポートは、ライブ中に必死でメモを取ったものをもとに作っているものです。 メモが間に合わなかった部分は妄想で補完をしながら、何とかまとめています。 そのため、実際とは違っている部分もかなりあるとは思いますが、 あらかじめご承知置きください。

トークコーナーがよりパワーアップした 「Version 2」 を作成しました。ぜひこちらもご参照ください。


菊池志穂 Birthday Live
万歳都市東京菊池志穂密着2時間!? 今夜アナタは目撃者!

Date  2000/5/6 (Sat)
Place 渋谷Egg-man
Open  18:30
Start 19:00
Guest 山咲トオル
      KAORI
      藤原一晴

曲順
 1 ビタミン不足
 2 手紙
 3 Dream Child
 4 ハルジオン
 5 アイタイ
 6 スカートのポケット (山咲トオル)
 7 星のさよなら       (山咲トオル)
 8 eye
 9 しかく
10 across             (with KAORI)
11 lament             (KAORI)
12 おんがく
13 Small Life
14 君のその手を       (藤原一晴)
15 replay             (with 藤原一晴)
16 丘の上に行こう
17 きみとぼくのうた   (with all guests)

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 1 ビタミン不足

「イエーイ、こんばんは、菊池志穂です。28になりましたー。
  いやあ、早いもんで、バースデイライブもこれで3回目となりました。そして、
今世紀最後のバースデイライブとなりました。ミレニアムということで、ステキ
なライブにしたいと思います。そう言えば、去年もバースデイライブの日に電話
がかかってきた子安さんから、今年も留守電が入っていて、『おめー、今ごろミ
レニアムなんて、そんなこと言っているなよ』って。」

  今日の衣装の説明をする志穂さん。

「恒例の、上から下まで菊池さん手作り衣装で。あ、刺繍はあたしじゃないよ。」
と言いながら、ステージ上でポーズをとる。衣装の説明は、言葉では非常に難し
いのですが、イメージは「きんちゃく」といったところだろうか。
  後ろの方から「見えない」という声がしたので、「見えない? いいよ。」と、
いきなり椅子に上る。「おてんばぶりも、あいかわらず健在で。」

「今回はゲストが盛りだくさんです。あたし、自分でセッティングしといて気が
付かなったんだけど、3回目でゲストが3人、(ステージの)メンバーも3人。これ
で客も3人だったらどうしよう。ま、3人でもやるけれどね。
  最初に言っておきますが、今日はアンコールがこざいません。」
「えー。」
「絶対言うと思った。きっと、『笑っていいとも』に出ていたら、こんな気持ち
なんだろうね。
  今1曲やっちゃいましたが、あと16曲もあるのよ。だからみんな、あと16回死
ねるってことよ。前の人たち、座っている場合じゃないってことよ。そんな感じ
で、みんな一丸となって、やっていきたいと思います。
  ゲストはどこで出るかわかりません。さっき、リハーサルしたけどね。」

  ここで、飲み物を飲む志穂さん。例によって、客席から「ヒュー」という歓声
と共に拍手が起こる。

「菊池のライブに初めて来た人? 嘘つくなよー。菊池のライブでは、あたしが
飲み物を飲んでいる間に、みんなに勝手に盛り上がってもらうことになっていま
す。」
「何の飲み物?」
「ポカリスエット。」
「また、ステビア?」
「違うよ、今回はちゃんとブルーの。
  ・・・こんなに喜んでもらえるなら、大塚製薬、私もCMに使ってくれればいい
のに。」

  枠がオレンジ色のタンバリンを取り出す。

「そして、タンバリンデビューです。みんなが盛り上がってくれれば、間違えて
いても聞こえないから、よろしく。」

 2 手紙

「さあ、盛り上がってまいりました。みんな、うんとこさ汗をかいて、帰ってく
ださいね。
  ちょっと、何でみんな前、座っているの。おやじばっかり? おやじは4号まで
で足りているの。入りたい人は・・・まあ、いいや。」

 3 Dream Child

「というわけで、3曲聞いてもらいました。
  あらためまして、菊池志穂です。
  今年もこうしてライブを開けることをうれしく思います。
  去年、あたしもいろいろ変わって、バンドのメンバーは替わらないけど、スタ
ッフは変わったりして。
  今年2月にあたしがエイティーワン・プロデュースに入って、いろいろと頑張
っているのですが、この前、レギュラーが1本決まったんですよ。エイティーワ
ンからすばらしいバースデイプレゼントをいただきました。
  NHK教育テレビの『ぼうけんメカラッパ号』という人形劇なんですよ。あたし
がシジミちゃんって役で、5話かなぁ? あいかわらずいい加減なんですけど、出
てくるはず。もう、番組自体のオンエアは始まっています。あたし見たもん。だ
から、6月ぐらいから出るかな。この番組って、放送が朝なんだよね。あたしは
見れないかな。
  テレビを見ている、3・4歳の子が来るライブになってくるといいね。みんなは、
おやじだけど気持ちは3歳? 『君たちオヤジーズ』ってことで。」

  「去年、「I」というアルバムを出したんですけど、・・・レコード会社はや
めちゃったけどね。その中から、前に2曲歌って、このあとまた2曲歌うんだけど
さ。
  次に歌う『ハルジオン』、タイトルを言うと、いまだに『薬の歌?』って聞か
れるの。花の名前だっちゅーの。
  余談ですが、『ハルジオン』の説明をするために、1人でロケハンしたの。仕
事終わったあとに行くから、どうしても近場の公園になっちゃって、どこ行って
も見つからないでね。もう、『都会は砂漠だよ、母さん』って気持ちになって。
  でも、今回のライブのリハーサルに行く道筋に、大量のハルジオンを見つけて、
『まじかよ、ここ来ればよかった』って思いました。」

  今度は、ハーモニカを取り出す志穂さん。

「ハーモニカデビューは、もうしてます。円盤の中で。ぶっつけ本番です。
  まあ、今日もがんばったよ。がんばるよ。」

 4 ハルジオン

  この曲では、志穂さんが間奏でハーモニカを演奏。

 5 アイタイ

「もりあがってるねー。『ハルジオン』と『アイタイ』は、あたしの中の恋愛3
部作の2曲。3曲目は今作っているんだけど、うまくいかないのよね。」

  セッティングが終了した時に、
「グーかしら? じゃあ、次の曲へ。」
と、いきなりセクシーになっていたのだが、やはり28になってアダルトになった
ということなのだろうか。

 6 スカートのポケット

  志穂さんが歌うと見せかけておいて、ステージ上に登場した山咲トオルさんが
この曲を歌う。ステージ上で志穂さんにお花を渡していたが、とてもかっこよか
った。が、歌い終わると「ちょっと、あんたたち」と、いつものトオルちゃんに
なっていた。

突然、思い出したように、
「菊池志穂ちゃん、お誕生日おめでとうございます。」
と、ハッピーバースデイの歌を歌うトオルちゃん。

「ちょっと、あたくし自己紹介しないといけないわね。
  あたしは、世のオマタの間では、売れない演技力の無いオカマ声優と思ってい
る人が多いみたいだけど、違うのよ。漫画界の貴公子、ホラー界の×××、山咲
トオルと申しますので、よろしくお願いしますね。
  まあ、こんなたくさんキチガイが。そうよ、みんなキチガイよ。あたしは違う
わ。」

という感じで、志穂さんを置いて、延々としゃべり続けているのであった。

「今日は、バースデイということで、初めてお化粧して出ました。もちろん、ト
オルちゃんにメイクしてもらって。今日の出演者は、全員トオルちゃんのメイク
です。」
「久しぶりに殿方の前で歌うので、とても緊張しちゃうわね。そこのあんた、ち
ょっとだけあたしとラブしてくださる? アコムじゃなくてプロミスしてくださ
る?」
と、客席にプロポーズまでしていた。

「あんたも28になったから、wish、願い、誓いを立ててみてくださらない?」
「結婚したい。」
「まあ〜。相手はいるの?」
「男がいたら、誕生日にライブなんてしないって。あ、今年もいないから、ここ
に来ているのね。」

「あらやだ、『5分しゃべるつもりで10分で終わってね』って言われているのに、
もう20分たっちゃったわ。
  ちょっと志穂。あたし、あんたの曲で、好きな曲が2、3曲あるの。あんたがエ
ンディングで歌っている曲、そう『スカートのポケット』ね。あと、『丘の上に
行こう』って曲も大好きなのよ。」
「じゃあ、ちょっと歌ってみてよ。」

  トオルアレンジバージョンで、「丘の上に行こう」のさわりを歌う。

「あと、何だったかしら、『リプレイ』ね。それと、『ワカメ汁』。」
「そんな曲は歌ってないから。」
「まあ、そのたくさんの中から、今回は『スカートのポケット』を歌わせてもら
いました。」

  その他、トオルちゃんが今週の頭に風邪をひいて大変だったとか、ステージ上
から志穂ファンの女子を発見して喜んでいるところへ、志穂さんから「そこはカ
ップルなんでね」と説明が入ったりして、最後に、

「それじゃあ、ここで、あたくしのオリジナル曲を1曲歌わせてもらいます。」
「1人でやってて。じゃああたし、その間に (向かいの渋谷公会堂の) 椎名林檎
に行って来るから。」

と、志穂さんがステージ上から出ていってしまい、トオルちゃんだけが残ったの
だった。

 7 星のサヨナラ

「というわけで、あたくしのコーナーは終わりです。」

  客席から「えー」と言われて、「Dream Child」を歌い出すトオルさん。

  そして、入口でトオルちゃんの顔がプリントされたTシャツと、「Happy Song」
というアルバムが売っていることを告知すると、

「それじゃあ、みんなで志穂ちゃんを呼びましょう。せーの。」
「志穂ちゃーん。」

トオルちゃんと入れ替わりに、志穂さんが暖色系の衣装に着替えて、ステージ上
に登場。

「さあ、魔物が帰ったところで、しっとりと衣装も変えて。菊池志穂のライブ初
の試み、衣装替え。
  この間、2月に・・・TAKE 2、この間、4月2日にファンクラブのイベントでも
ギターを弾こうということで練習して、アルペジオが出来るようになったので、
ライブでもやろうということで、・・・練習したりしなかったりだったりするん
ですが。」

 8 eye

ピアノに座る志穂さん。

「さあ、新曲だ。
  最初に言っとくけど、練習する時間全然無くって。でも、鬼のしんちゃんに
弾くんだ、って言われて。ハーモニカも久しぶりだったけど、人前でピアノを
弾くのは8年ぶりだから。まあ、初めての出来事を見られるということで。
  『eye』の方でも少し作曲をしたんですけど、ちゃんと自分で作詞作曲をした
2番目の曲ということで。今度作っているやつにはテーマがあって、『些細な日
常』というやつなんです。」

 9 しかく

「そんな感じで、もっと練習するね。
  ・・・ちょっとしゃべり方がトオル節になっているんだけど、移るのよ。電話
していると、いつの間にか移っちゃっていて。」

「さて、ここでメンバー紹介をしておこうかな?
  去年と位置が逆です。あたしたち、みんな子年生まれなんで、『チューズ』と
っていうバンドなんです。」

と言うことで、ギターの江口正祥さんと、キーボードの伊藤真太朗さんの紹介が
あった。

「さあ、みんな座っている場合じゃなくってよ。ゲストの登場よ。」

「ちょっとあんたたち」と、トオルちゃんのマネをして、KAORIさんが登場。

「みんな盛り上がっているかい? みなさん元気ですか。よく見る顔が点在して
いますが。」
「『スカートのポケット』の時に、あたしがKAORIのラジオに行って。」
「そうそう。」
「その日のうちに仲良くなってから、1年ぐらいだね。」
「何で、一日でめっちゃ仲良しになっちゃうかなあ。」
「それで、最近も一緒に大戸屋行ってごはん食べているよね。」
「それか、センター街の恋文食堂でね。」
「安〜っ。」
「あたしたち、ちゃんと健康のこと考えているの。」
「でも、あたしコンビニ好きよ。」
「コンビニで何が好きなの?」
「アイス。」
「あたしもチョコジャンボモナカ好き。ジャンボチョコモナカだっけ。」
「みたいな話も大戸屋でしているの。」

と、ステージ上で世間話で盛り上がる2人。

「なんで今日KAORIがここにいるかっていうと、会社とは関係無しにやっている
ので、いろいろな人と音楽活動をしたいなってことで。」
「次にやる曲は、あたしが『もしもし、KAORI? 曲書いて』って電話して。」
「うん、いいよ、って。」
「そこにあたしが1時間で詞を書いて。たまたまあたしがノートに書いてあった
詞が曲に乗ったのね。」
「タイトルは、『アクロス』って言います。」
「マクロスじゃないよ。」
「アフロン?」
「4人で (音楽を) やる時は、『アクロス』って言う名前にしようねって。」
「『ナインペタンズ』っていうのもいいかな?」
「楽屋でさんざん言われたもんね。」
「(志穂に) 合わせてへこませてきたわ。」
「無いさ加減なら負けないわ。」

「まあ、『アクロス』ってのは、あたしもKAORIも新しいラインを超えていくか
らってことでなので、よろしくお願いします。
  今日のライブ、何かおかしい〜。」

10 アクロス

「どんな感じ? 夏らしい?」
「じゃあ、水着着てくる?」
「水着なんか着るもんか。違うの、あたし今日きばって短いスカート履いてこよ
うかと思ったら、(左のひざを指して) ここにタンバリンアザが出来ているの。」

「なんとあたし、告知があるの。いい?」
「いいよ。」
「5月27日に東大の学園祭に呼ばれまして、出ることに決まりました。五月祭の
アニソン同好会のステージで・・・何で笑うんだよー、一応、仕事なんだから。
まあ、みんなの好きなジャンルの歌を歌わせていただくので、楽しみにしていて
ください。入場無料なので、遠距離の方は電車賃がかかるけど、その先は無料な
ので、みんな来て。」

ここで、KAORIさんがオリジナル曲を歌うということで、志穂さんはいったんス
テージ上からいなくなるのだった。

11 Lament

この曲では、しんちゃんのギターの弦がいきなり切れるというトラブルがあって
やり直しになったが、無事に終了。あいさつをして、KAORIさんは退出する。

入れ代わりに志穂さんが、再度衣装替えをして登場。今度は、「5 DAYS WEEK」
というロゴの入った黄色いTシャツにGパンという、ラフなスタイルになっていた。

「さあさあさあ、そんな感じでね、どうよ?」
「最高〜。」
「でも、あっという間に半分以上来ているのよ。いつの年にも無く、楽しく緊張
しているね。でも、あと盛り上がるしかないからね。
  さっき『しかく』をやりましたが、もう1曲作ったんですよ。それをお披露目
しようと思います。
  あたしにはすごい野望があって、縦笛デビューすることなのね。」

と、ソプラノリコーダーを取り出す。

「あたしが幼稚園の時なんで、かれこれ15年前・・・。」
「えー?」
「まあ、みんなは黒なのにあたしだけ白い笛で、それから小学校6年間中学校3年
間、ずっと使い続けたのさ。
  で、この曲には、笛を吹くところがあるですよ。それを覚えて、これからのラ
イブではみんな笛を持参して、合奏団よ。
  まあ、大盛り上がりになること間違い無しの、シンプルな曲です。」

12 おんがく

「素晴らしいね。いずれ、ライブの度に、笛じゃなくても楽器なら何でもいいや、
みんなで参加できる曲にしたいなと思います。まあ、今後ライブをやるかという
ことにもよるけど。・・・やるよな、多分。
  たぶん、9月30日までには手作りアルバムを完成させるので、それに合わせて
ライブをやりたいなーと。ちゃんとチラシ読んだ? 親父4号が死ぬ思いで作った
チラシだよ。
  今回は、菊池が自分の手で作るので、自分でスタジオ取ってCDをプレスしても
らって、CD-Rじゃ焼かないよ。500枚くらいは焼こうと思っているからね。発売
する場所が、ファンクラブとホームページの通販のみとなります。まあ、他にイ
ベント会場とかでも販売するかもしれないけれどね。新しいシンプルなCDをお届
けしたいと思っているので、楽しみに待っていてください。予定の価格はチラシ
を読め。とにかく、いい物を作ろうと思います。
  さて、新曲です。4月2日のライブではギターを弾いたんですけど、本当はハー
モニカを吹きたくて作った曲なので、これはあんまりうまくないんですけど、ハ
ーモニカの音が好きなんで、みんなに聞かせたいと思います。」

13 スモールライフ

「話したいことはたくさんあるけど、(今日のことで) 3日からわくわくしてたん
で、全部吹っ飛んだ。とにかく、あたしの伝えたいことの歌を、がんばってそう
いうところで伝えていきたいと思います。
  さあさあ、お立ち会い。最後のゲストだよ。この男、遅刻しやがって。マジで
ぶっ殺す。あたしが歌ったりステージに立ったりする上で、キーパーソンになっ
てくれたあたしのマブダチで、藤原一晴です。」

「ちょっと、あんた。」と、トオルちゃんのマネをして登場する一晴さん。

「この男、しゃべるとイメージが崩れるから。早く歌に行って。」
「しゃべらせろって。」
「まあ、紹介はあとにしますので、彼の歌を聞いてください。」
「遅刻しているから (扱いは) こんなもんよ。しゃべれないけど、歌は長いよ。」

14 君のその手を

「どう?」
「ありがたいね。こんな歓声受けたの初めて。もう1回出てきていい?」
「いいよ。じゃあ、みんな『一晴』って言ってくれる?」
「せーの、スケベー!」
「何で分かったの?」
「この男、スケベじゃなくってエロおやじだから。」
「今日、なんで遅刻したか、聞いてくれる?」
「うん、聞く聞く。」
「午後3時30分に集合する予定だったのに、起きたら3時30分で、それから急いで
向かったんですけど、途中でJRがハイジャックされて。」
「この人若く見えているけど、あたしより年上だよ。今日の出演者の中で一番年
上なのに、ねえ。
  そんな一晴の爆裂トークが聞けるライブがあるんだよね。」
「そう、トークの中にライブがある。って、トークライブじゃないんだから。」
「大変なんだよね、ライブって。あたしもやってみて、よく分かった。ところで、
一晴にはあたしにも何曲か作曲してもらったんだけど、どうだったの? いい曲
だったわよ。」
「さっきの『Small Life』もそうなんだけど、俺が作った曲ほとんど残っていな
い。でもね、これからも菊池志穂にどんどん曲を作っていきたいと思うのよ。」
「ありがとう。」
「『replay』の最初の曲、歌っていい?」

と、オリジナルバージョンの『replay』を歌う一晴さん。

「『replay』ともう1曲、『窓』って曲に詞を作っていたの。そしたら一晴、それ
に当てて曲を作ってきたの。でも、聞いてみたら『これだ!』って感じだったん
で。
  ずっと昔から、一晴にあたしの歌の曲を作ってねって話していたんだけど、こ
れで約束果たせたから、もうさよなら。・・・うそぴょ〜ん。
  えー、見ての通り、これから『replay』を歌うんだけど、みんな座っている場
合じゃないし。」

ステージ前で椅子に座っていた人たちもようやく立ち上がり、オールスタンディ
ング状態となったのであった。

15 replay

「さあ、残り2曲です。最初にも言っていたけど、アンコールの曲なんて用意し
てません。」

ここで、バンドのメンバーやゲスト、オフィス・トワイライトのスタッフ、エイ
ティーワン・プロデュース、そして会場に来てくれたみんなにお礼を言って、

「毎年、30になっても40になってもバースデイライブをやりたいって言っている
けど、そのためには歌もがんばっているけど、声優もかなりがんばっています。
みんなの方が情報が早いんですけど、なるべく最新の情報をホームページの方に
載せるようにがんばっていますので、これからも応援よろしくお願いします。」

16 丘の上に行こう

この曲ではメンバーの紹介のあとに、パステルのケーキと共に3人のゲストが登
場し、みんなで「ハッピーバースデイ」を合唱。志穂さんには知らせていなかっ
たらしく、

「この世に生まれてきて、本当に幸せ。生きれるところまで生きる。みんなあり
がとう。」

と大喜びだった。

17 きみとぼくのうた

「3回目のすばらしいライブ、本当に楽しかった。今日はみんな集まってくれて、
本当にありがとう。本当は泣きたいところだけど、泣かないのがあたしのいいと
ころ。」

再度、ゲストとメンバーの紹介をして、

「盛り上がって大分時間がかかっているので、気を付けて帰ってください。おう
ちに帰るまでがライブです。いつも言っていますが、玄関を開けて1歩足を踏み
入れるまでがライブですので。浮き足立っちゃうのも分かりますが、このあと甘
太郎に行くもよし、白木屋に行くもよし、山手線に乗るのもよし、くれぐれも気
を付けて。」

と言うと、ステージの奥に消えていった。

アンコールが無いと言われていたにもかかわらず、やはり我慢しきれなかったの
か、「アンコール」の合唱が始まる。しばらくすると、ステージ上にマイクを持
った志穂さんが登場して、

「さあさあ皆さん、お帰りの時間です。もう十分に歌った、あたしも。最後まで
付き合ってくれてありがとう。」

と言いつつ、アカペラで「きみとぼくのうた」を少し歌ってくれた。

「今日もらった『おめでとう』の気持ちを、『ありがとう』の気持ちで返せるよ
うにがんばります。
  あたしのファンは成績優秀、礼儀正しくって、あたしも鼻が高いわ。みんなも
そのことを肝に銘じて帰ってください。」

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